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第8話 背景を考える


#障がい者雇用 #チームビルディング #コーチング #障がい者雇用率 #人材育成

#自走する組織作り #コンサルティング


第8話




定着支援で訪問した企業の担当者から

相談をされました


仕事は出来るし、

周りを見て行動も出来る人なんですが

同じような内容で

何度も確認してくるんです。




といった相談がありました

私はその障がいのある方については

何度か挨拶をする程度の

関わりしかありませんでした

私が知っているのは、障がい種別や経歴などの情報、

また入社されてからの言動などを聞いていました

正直、情報量としては多いとは言えません

しかし

今まで多くの障がいのある方の就労支援をして、

その方の障がいの特性と過去の経歴から

どのような人なのかはなんとなくですが

イメージできます

ですが

あくまでわかるといっても

“なんとなく”です

しかしそのような中でも、

企業さんから相談をされることはあります

その時に

「その人のことを知らないのでお答えできません」

とは言えません

というより言いません

ですから

先ほども言いましたが、

多くの障がい者の就労支援をしてきた

経験からアドバイスをさせてもらいます

アドバイス内容は

具体的な関わり方法から

考え方、知識と全般に行います

でも、私は今回のような、

その人の事をあまり知らないパターンでも

具体的なアドバイスを必ずするようにしています

その方を知らない状況だからこそ

具体的なアドバイスを行い、

私のアドバイスをもとに実践してもらうんです


何故なら

私が「こうであろう」と想定した人に対して、

実践した内容の反応を知ることが

大切だからです

反応をもとに

その人のアセスメントをしていきます

それを繰り返すことで

少しずつどのような人なのか分かってきます

また私が分かってくると同時に

企業担当者もその人のことを

分かってきます

もっと重要なのは

企業担当者が私のアドバイスをもとに

声かけの仕方、面談の仕方、見ておくポイント

環境設定、知識を身に着けながら

その人を理解していくことなんです

ですから

今回の話でも具体的なアドバイスを

させてもらいました

同じような内容を

何度も確認してくることでしたので

まずは本人に「どう思う?」などを

確認して考えてもらうことが一歩になります


しかし

担当者の方は、

私が以前から何度も確認して下さい

とお伝えしており

すでに実践しているようでした

それでも基本的には流れは変わりません

考えてもらう

答えを出してもらう

その答え通りに行動する

できたことを褒める

次も同じように考えて行動するように伝える

⑤が出来たら褒める 

これを定着出来るまで何度も繰り返します

この流れを何度も行い

行動に対して強化することが大切になります

特にその人は、

自尊心が低い傾向にある人でした

だからこそ、④と⑥をしっかり行うことが

重要になるんです

また担当者は、確認することの背景が

あまり理解できていない様子もありましたので

自尊心が低い傾向にあることから

その様な人は確認をすることが

増えることが考えられることをお伝えしました

もちろんそれがその人の

確認の正解か分かりません

ここで言いたいのは

“なぜ”何度も確認するのかの背景を

考えることが重要であるということです

企業担当者からしたら

他の人の気持ちや考えなんて

健常者でも難しいのに

それに加えて障がいのある人のことなんて!

と思われるかもしれません

そんな時に、

私のような専門知識のある人から

背景を考えるお手伝をすることで

その人のことを見ようと思ってくれます

私が大切にしているのは

担当者が困ったときに

分かりやすくお伝えすることと

一人で抱え込んでしんどくならないようにする

サポートを心がけています

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

障がい者雇用×チームビルディング ”障がい者雇用をきっかけに誰も働きやすい社会を創る”

Neu 中 知也

naka@neu-osaka.com

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